Runzdevous Ekiden

vol9.須藤 和廣さん – NPO法人 日本健康美容協会

Runzdevous駅伝第9回は、腎臓に異常が見つかったことがきっかけで軽いランニングから始め、ホノルルマラソンに参加しているNPO法人日本健康美容協会の須藤 和廣さんです。
無理のないスピードで「健康マラソン」を心がけて、自分のペースでゆっくりと走っていますと話す須藤さん。
健康のために走りたい!という方の背中を押してくれるエピソードをお話しいただきました!

Q1.ランニングを始めたきっかけを教えてください。

48歳のとき、人間ドッグで左の腎臓が機能していないことがわかったのです。自分ではなんの症状も感じていなかったので驚きました。

そのとき医者からは頂いたアドバイスは「腎臓の働きが悪いから血液の流れを良くするために運動をしてください」というものでした。
もちろん「激しい運動でなければいいですよ」といいことです。

そこで、徐々に軽いランニングから始めて、いつしかマラソンへと走りを伸ばしていきました。

Q2.健康の大切さを実感してNPO法人を設立されたということですか?

そうですね。私は、美容室エレガンス(ELEGANCE)という美容室のグループ会社を群馬の地元で10店舗以上展開させていただいています。
地元のみな様に支えられて、おかげさまで今年の2月に50周年を迎えました。

その中でも2000年に設立した「NPO法人 健康美容協会」は、そんな健康と向き合う私の原点となっている「美は快を生み、快は健康、幸せを生む」という理念を掲げて設立しました。
この協会を通じて多くの方に健康で幸せな人生を送っていただくお手伝いやヒントを発信できればと思っています。

Q3.普段、どういった練習をしていますか?

普段の練習は地元の井野川という小さな河原を走っています。
季節になると川沿いに梅や桜が咲き、四季折々の景色がとても良い河原です。

走る時間は一時間程度。無理のないスピードで「健康マラソン」を心がけて、自分のペースでゆっくりと走っています。
マラソン大会への参加は、年間5~6回程度です。毎年参加しているのは「はるな梅マラソン」と「ぐんま県民マラソン」です。
地元の大会は弊社の社員にもマラソン愛好家がいるので、会社の仲間6、7人と一緒に走っています。

県外の大会への参加は、観光を兼ねての遠征です。そのときの体調と季節、場所を選んで参加しています。昨年は小豆島の大会に参加しました。

Q4.思い出に残っている大会はありますか?

ホノルルマラソンですね。今年も挑戦します。
今年は75歳の節目として12月に行く予定にしています。
これまで60歳と70際の節目にホノルルマラソンに参加してきましたので、今回で3回目です。
目標は、80歳のホノルルマラソン完走です。もちろん、5年先のことですから行けるかどうかはわかりませんが、それをイメージしてランニングを続けています。

私には尊敬している高齢のランナーがいます。
私は今年75歳になりますがその人は、90歳半ばを超えてもなお、シャキッとしていてご自分のペースで「健康マラソン」を実践しています。同じランナーとして尊敬しています。

彼との出会いは群馬の「はるな梅マラソン」でした。そこに彼も参加していて私から声をかけさせてもらって交流が始まりました。
彼は今年も榛名マラソンに参加するので同じ大会を走れることを楽しみにしています。

Q5.「健康マラソン」って良い言葉ですね。ご自身が実感される「健康マラソン」とは?

そうですね、多少体調が優れないときでもランニングをすると心身のメンテナンスができて、体調や良い「気」が戻ってくるような感じがします。
それはランニングが有酸素運動だからだと思います。

有酸素運動のランニングは脳に酸素を届けるのですから脳のためにもなります。頭もスッキリするし、走っていると良いヒラメキや直感が冴えてくるということを実感しています。

また、マラソンを続けている魅力は「健康に繋がっている」ということを自分で実感できているからです。
先にもお話ししたように、私の腎臓は片方しか動いていません。
片方の腎臓がふたつ分の働きをしてくれているということは、走ることで血液の流れを良くして、腎臓に良い影響を与えて今の健康を支えてくれているのだと感じているからです。

もしもマラソンを続けていなかったら…… と考えると怖いですね。走ることの効果は100%感じています。ですから、走ることはとても楽しいです。

Q6.最後に、これからランニングを始めたいと思っている方にアドバイスはありますか?

私がランニングを続けているのは、私が苦しいマラソンをしていないからです。
「マラソンは苦しい」というイメージを持っている人もいると思いますが、私にとって「健康マラソン」は楽しい。だから続いています。

人は誰でも持って生まれた運動能力や個性があります。記録やタイムに囚われずに年齢や体力、カラダの機能と向き合って、あなたなりの「健康マラソン」を実践していけば、いくつになっても楽しいランニングライフを送れると思います。