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vol15.丸山 竜也さん(MESHI BOY) – 商社営業

ランデブー駅伝第15回は商社で営業として活躍されている丸山 竜也さんです!
”MESHI BOY”と聞いてピンとくる方もいるかも?

仕事もマラソンも真剣に取り組む、熱い思いを語っていただきました!

Q1.ランニングを始めたきっかけを教えてください。

中学生の時に駅伝部の「助っ人」として呼ばれたのが競技を始めたきっかけです。
私の母校は、今こそジュニアオリンピック選手が輩出されるほど陸上が盛んになりましたが、私が在学していた頃は陸上部がなかったのです。そこで、さまざまな部活からの寄せ集めメンバーで駅伝チームをつくって大会に出場することが伝統でした。

私は駅伝メンバーに選ばれるまでは「走ること=(イコール)苦しい」というイメージしかありませんせした。
ところが、チームメイトと共に勝ち取った中学の市内駅伝大会の優勝はなによりも嬉しかったのです。それ以降、苦しい中からも喜びが生まれるランニングの魅力にどっぷり浸かっています。

Q2.普段、どういった練習をしていますか?

普段の練習は曜日ごとのルーティンで決めています。

・月曜日 ペース走
・火曜日 休養
・水曜日 ポイント練習
・木曜日 90分jog
・金曜日 90分jog
・土曜日 レース
・日曜日 Long jog (120"〜)

もちろん仕事やレースの都合上、練習内容が前後することはありますが、この形をベースにしてメニューを組み立てています。
仕事柄、学生時代のような二部練習は難しいので、毎日1回練習となっています。
そのため、なるべく1回の練習では15km前後を走るように心がけています。

それでも仕事が忙しくて練習時間が割けないときは、通勤ラン、帰宅ランを行なって練習時間を確保するように工夫しています。
また、曜日の練習メニューでは火曜日は休養となっていますが、商談などで仕事詰の日がわかっていれば事前にその日を休養に当て、ほかの走れる日はなるべく走れるようにメニューを変えています。

Q3.参加賞が印象に残っている大会はありますか?

私が印象に残っている大会は東京マラソンです。
参加者はバスタオルや記念Tシャツが貰えると同時に、完走者に完走メダルが授与されます。

この完走メダルがかなり出来がよかったので、これからのランニング人生の中で日本全国の主要都市マラソンに出場し、完走メダルをコレクションしていきたいと思いました。
そんなこともランニングの中の面白さのひとつになっています。

ちなみに、今持っているメダルは東京と京都の2つです(笑)。まだまだこれからですね!!

Q4.マラソンと仕事を両立するコツはありますか?

私は市民ランナーですから、フルタイムで勤務しながら競技に取り組んでいます。
そういう環境ですから、実業団の選手と比べると練習の時間が無いと思われがちです。

しかし「限られた時間の中で、いかに練習を行うか」という工夫をすることもおもしろいんです。

たとえば、時間の制限があるからこそダラダラせず、集中して競技に取り組めるというメリットもあるのではないかと思っています。
仕事とランニングの両立は大変なことも多いですが、仕事とランニングの両方を行っていくことで、どちらか片方のモチベーションが上がらないときに良い意味でもう一方に逃げて、悪循環をリセットこともできます。要は、使いようだと考えています。

また、仕事から得た何気無いヒントが競技に結びつくことも稀にあるので、2つのアンテナを備えておくことは大切なのかなと思います。

Q5.尊敬している選手がいれば教えてください。

早稲田大学時代から記憶にも記録にも残っている、言わずとも知れた大迫傑選手です。
大迫選手は駅伝だけではなく、3000m、5000mで日本記録を持っていますし、フルマラソンの初挑戦となったボストンマラソンで3位入賞という快挙を果たしています。

今は拠点をアメリカに移してプロランナーとして活躍するなど、常にランナーとしての視野が世界に向いているところがとてもカッコ良いです。

Q6.これから市民ランナーとして

日本においても市民ランナーとして競技に取り組んでいるランナーは増えています。
海外では、アマチュアである大学での部活を経て、プロ契約をしなかった選手はフルタイムで勤務をしながら競技を行なっているという事実があります。

昨年、福岡国際マラソンで優勝したソンドレ・モーエン選手も、今でこそカノーヴァコーチの指導の下でプロランナーとして活躍していますが、それ以前はスポーツショップの店員をしていました。
アメリカの800m選手であるボリス・ベリアン選手も某ハンバーガーショップの店員を経てプロランナーとなり、オリンピックにも出場しています。

このように海外では市民ランナーを経て世界で活躍する選手が存在しています。
彼らのような結果を残すためには、血の滲むようなとんでもない努力や屈強なメンタリティがあったことは必然的に考えられますが、最初から「自分がプロになれなかったから結果を出せない」とは思っていなかったはずです。

私はよく周りから「なんでここまで本気になって走ってんの?」って言われます(笑)。
確かに、私ができることは小さいことかもしれません。それでも1人の市民ランナーとして挑戦し、市民ランナー界を盛り上げていける存在になりたいと思っています。

多くの市民ランナーにとって、フルタイムで仕事をするということは競技面においてネガティヴな要因となりがちです。
しかし、私はそんな環境であっても結果を残して、同じ境遇の市民ランナーの方々に「市民ランナーでもここまでできる」ということを証明していきたいと思っています。
これが、私が競技を続けている理由です。

Q7.これからランニングを始める方、マラソン大会に初めて参加する方に一言

初めはなかなか走り出すことに抵抗があると思います。
でも、少しずつでも走ることを続けていってください。気がつくとすぐ慣れてきます(笑)。

やはり、大切なのは「継続」です。
1日10分でもいいので続けていけば周りの景色を見る余裕も生まれたりと、ランニングが楽しくなってきます。走る仲間がいるなら、それはとてもいいことなので是非一緒に走りましょう!!
私も走ることが大好きです。一人でもランニングの楽しさがわかる人が増えることを切に願っております。
Enjoy running!!!