Runzdevous Ekiden

vol2.松尾忠さん -株式会社帝国データバンク


お待たせしました!第2回目は帝国データバンクにお勤めの松尾忠さんです。
ダイエットのため、と40歳に始めたランニング。マラソン大会完走後の高揚感や達成感に惹かれてマラソンにどっぷりはまった経験を語っていただきました。

Q1.ランニングを始めたきっかけについて教えてください

40歳の時、趣味のテニスの動きを改善したいと思ったことがきっかけです。体重の増加により、年々テニスの動きが鈍くなり、今まで取れていたボールに追いつかなくなったジレンマからダイエットを決意。食べることが何より好きなので食事制限は考えず、まずは走り始めようと思い、ランニングシューズを買いました。

それまで何回も習慣化しようと思っては、三日坊主で終わっていました。しかし、シューズを買って2日目、たまたま息子を連れて行った市営プールにハーフマラソンの開催リーフレットがあり、3カ月後のそのレースに申し込んだことで、取りあえず3カ月間は走る覚悟が固まりました。

3カ月間で7~8キロの減量ができたので「ハーフマラソンが終わったら、走るのはもういいかな」と考えていましたが、そのレースで目標を大きく上回るタイムでゴール。レースでの高揚感や達成感に惹かれ、マラソンレースにどっぷりはまりました。

Q2.普段、どういった練習をしていますか?

基本的には一人です。ゴルフに行く日以外は、休日の早朝5時から10キロ~20キロ程度、自宅周辺を走ります。サブスリーを狙っていた2年前は、週4日ペースで月間200キロ~300キロを走っていましたが、今はもっぱら体型と健康維持が目的で、月100キロに届きません。年に1回サブフォーで走れれば、と思っています。

Q3.出場した大会のうち、印象に残っているエピソードを教えてください

今まで一度だけ走ったウルトラマラソンです。第一回の「柴又100K」に会社の仲間10名で出場。25㎞で膝痛が出てまともに走れる状態でなくなり、そこまで一緒に走っていた仲間と別れ一人で歩き始めました。
痛み止め(ロキソニン)を服用し、ドロップバッグがある45km地点までは半分歩きながら到着しました。ストレッチでもサロンパスでも膝の痛みが引かなかったため、そこで収容バスに乗りかけました。しかし、制限時間に引っかかった訳でもないのに諦めようとしている自分を情けなく思い、痛み止めも3錠残っていたので、「制限時間切れとなるまでは歩を進めよう」と意を決し、再び歩き始めました。

そこからは痛みと制限時間との闘い。
引き続きノロノロ、60km、70km、80kmと制限時間を削りながらも何とか関門をクリアし、最後の90キロ関門では僅か2、3分しか残っていなかったと記憶しています。ゴールでは制限時間の14時間を数分超えたものの、公式タイムが残る最終ランナーでゴール。順位は最下位でしたが、これまでで最も苦しく、最も頑張り、最も感動した大会でした。

Q4.印象に残っている参加賞、もしくは副賞について教えてください

参加賞の中で最も使用頻度が高いのは、大阪マラソンでもらった腕に装着するタイプの小物入れ。スマホがギリギリ入る大きさで、ランニングの邪魔にならず重宝しています。このサイズで完全防水だったら完璧です。

参加Tシャツは家にあふれかえっているので、いただいても困ります。

Q5.走ること・大会に参加することの魅力について教えてください

スポーツではよく「練習は裏切らない」と言われますが、ランニングにこそ、この言葉がピッタリ当てはまると思います。テニスやゴルフも趣味としていますが、これらには裏切られ続けています(笑)。

一方、ランニングの走行量は、その効果が必ず自分に跳ね返ってきます。しかも戦う相手はなく、すべて自分しだい。自分のペースで自分の走力に合わせて自分なりの目標(ダイエットでも、月間走行距離でも、レースのタイムでも)を設定して取り組めることが大きな魅力です。ですから、いくつになってランニングを始めても、決して遅いことはないと思います。

大会に参加することの魅力は、自分の限界にチャレンジできるワクワク感とゴールという目標を共有し、見ず知らずの仲間と一緒に走る一体感です。何回出ても気持ちが高揚します。そして、一人の練習よりレースの体感ペースは、ゆっくり感じる(速く走る)ことができます。一人の練習では30kmが精一杯のペースでも、レースでは42.195キロを走り切れてしまうこともあります。これは何とも不思議な感覚です。

Q6.ランニングと仕事の両立について教えてください

両立できているかどうかは分かりませんが、仕事上のプラス効果は大きいと感じています。仕事のことを一切忘れリラックスして走ることがほとんどですが、たまには仕事のことをじっくり考えて走ることで、大切なことを思い返す場面もあります。走ることで自然と前向きな気持ちにもなり、間違いなくリフレッシュに繋がっています。

また、お取引先との間でも、マラソンが趣味の方とは大いに盛り上がります。特に地方支店勤務時には同じ大会に出場していることが多いので、「あの日は暑かった」とか「何キロのあの坂がきつかった」など、自らの足で同じ時間を共有したことでの親近感が芽生えます。過去にはお取引先との合同チームを作り、リレーマラソンに参加したこともあります。これができれば、酒宴やゴルフより関係が深まること請け合いです。

Q7.最後に、これからランニングを始める方、大会へ出場する方へ一言お願いします

れからランニングを始める方に対しては、最初はゆっくりでいいので、とにかく自分が楽なペースで少しずつ走ることから始めるのがいいと思います。
その後も、スピードより少しでも長く走ることを意識してもらったらいいと思います。最初から苦しむと、長続きしません。大会に出られる方に対しては、大会までの走行量の目標を設定されることをおすすめします。

その目標に到達した上で、大会に参加されれば必ず達成感・充実感に包まれるはずです。