Runzdevous Ekiden

vol14[前編].げんき~ず 宇野けんたろうさん –吉本興業所属

ランデブー駅伝第14回は吉本興業所属、お笑いコンビ「げんき~ず」として活躍している宇野けんたろうさんです。お笑い芸人として活躍しながら、マラソンを楽しんでいる宇野さん。

マラソン好きを増やした?!と言っても過言ではない、人気ドラマTBS日曜劇場「陸王」に立原隼斗 役で出演。陸王出演時のエピソードもたっぷりお届けいたします。

今回お送りする前編では、宇野さんの走るきっかけやお笑い芸人を志したきっかけ、また走るうえで欠かせないサポートアイテムをご紹介いただきました。

後編は来週公開予定です。

Q1.ランニングを始めたきっかけを教えてください。

きっかけは、中学校のときです。中学1年生の校内マラソン大会で優勝してから「あ、オレ、走れるんだ」と思って、そこから目覚めました。

校内マラソンで優勝してから結構、女の子にもてたんですよ。
学校の先生からも「すごいな」って言われて。

「これはいいなあ、走るのが速いと人気者になれるんだ」と調子に乗りましたね。
陸上部の引き抜きにあったのでそのまま陸上に入りました。

高校では全国大会に出て、僕としてはそこで目標達成した感じになりました。
大学からのスカウトもいくつかあって、高校の先生からは「大学に行ってくれ。それからお笑いをやっても遅くないだろう」と言われたんですが、でも僕はすぐにお笑いをやりたかったんです。その頃は、箱根よりもお笑いに目標がいっていましたね。

Q2.現在のお仕事とマラソンの関係を教えてください。

僕は吉本興業の芸人で、普段は劇場や番組のロケに出ていて、休日は地方へ営業に出ることが多いですね。
僕は昔から競技者としてやっていたいので、地方でおこなわれるマラソンイベントに呼んでいただくことが多くて、ゲストランナーで走ったりしています。

地方への前乗りのときは確実にランニングシューズを持っていきます。
当日に入るときは、その日の朝早く起きて、練習してからイベントに行きます。
要するに、どちらの場合もクタクタの状態でネタをやるので確実にネタが飛ぶ、飛ぶ(笑)。

それも笑いに変えたりしてやっていますが、やはり走り過ぎはダメですね(笑)。
ローカル番組のレギュラーでロケの番組に出ているんですが、ロケをやるときも走っていったりするので、きっかけの台詞を飛ばしたりとか、多々あります。

でも、朝走るとスッキリするんですよ。
やりすぎなければその日一日、気持ちがいい状態で過ごせます。ほどほどが一番ですね。

Q3.普段、どういった練習をしていますか?

練習は基本1日2回。朝練習して、吉本の仕事をやって、帰ってきたら夜も走ります。

朝から結構速いスピードでジョギングします。
プラスでダッシュ100メートルを5本やって、300メートル1本を全力。これを毎日のようにやっているんですが、すごくきつくて、300メートルもタイムは45秒くらいを朝から出します。

夜は夜でポイント練習をやります。
大事なレースとか番組とかがあると調整するので、キツイ練習ですよね、そのときは400メートルを10本やることもあります。

Q4.結果としてお笑いもマラソンもできている感じですね?

そうですね。9対1でマラソンが多いかな(笑)。
僕の高校時代、テレビ番組の『ボキャブラ天国』が流行っていて、「こんなおもしろい人がいるんだ」って衝撃でした。
『めちゃイケ』の全盛期でナインティナインさんとかメチャクチャおもしろくて、調べたら吉本興業に所属されていたので「ああ、この人たちに会いたい、一緒に仕事がしてみたい」と思って東京の吉本NSCに入りました。

Q5.出場したマラソンやロードレース大会で印象に残っている大会はありますか?

結構いろんな大会にゲストランナーで行かせてもらっていますが、大会ごとに特徴があります。

中でも印象的だったのは、青梅マラソンですね。
僕はステージゲストとして大会が始まったときにスタート台に登って走っているランナーを応援する仕事をさせていただきました。
もちろんコースにも行って一日中フル活動で盛り上げたりしました。

青梅マラソンは30㎞なんですが、何万人という人が参加するんです。
むちゃくちゃキツイコースなのにこれだけの人が集まるだけの魅力があるんだなって思いました。

あとゲストランナーで行くのは山の大会が多いですね。
その中で長野県の泰阜村の「ふれあいの里高原ロードレース」という大会があったんですが、その泰阜村が携帯の電波が入らない秘境です。
コースも過酷で、5㎞の下って5㎞登るというトレッキングなレースで、キツかったですね。

あと、大会ではないんですが群馬の嬬恋を番組のロケで走ってきたんですがこれもキツかったですね。

Q6.海外のマラソン大会にも参加されているんですね。印象に残っている大会はありますか?

この前、ハワイのコナ・マラソンに出場して、ハーフマラソンで優勝しました。
海外で初めて優勝したんで思い出深い大会ですね。

ただとても暑かったです。気温は30度近くて、風も強いし、コースもなかなかアップダウンがあってタフなコースなんです。
フルの部もあったんですが、ハーフに出てみたいなと思って今回はハーフの部にエントリーしました。

ハワイのコナ・マラソンではハイウェイを走るんですが、ふっ飛ばされるんじゃないかと思うくらい風がすごくて。
風が強いのと暑さくらいしか思い出がないんですが、やっぱり優勝できたのは嬉しいですね。

Q6.ロードレースをおこなう上で普段から心がけている足のケア、疲労緩和のアイテムなどがあれば教えてください。

僕が使っているグッズは「ゲルサポ」です。
運動後のリカバリー時に装着して高密着ゲル+段階着圧方式で、ミルキングアクションを高め、スポーツ後の足を軽快にするグッズです。
足に巻いて歩いたり、軽くジョグをすると着圧の効果が得られます。カンタンに言うと「着圧で疲労抜き」ですね。

僕は10~15分なんですが、練習の強度によって30分くらい巻いていることもあり、疲労時間によって着圧の時間を調整しています。
頻繁にマッサージにいけないのでこのグッズで補っているんですが、使っているうちに徐々に「ああ、ちがうんだ」と実感できるようになりましたね。

使い始めたのはつい最近、今年の初めくらいです。
これまで疲労軽減やケアみたいなことは面倒で一切やってなかったんです。でも練習量が増えてくると怪我するなぁ、と思って始めました。

あとは、走る前、後、どっちでもいいんですが1日1本ペースで「湘南ゴールドエナジー」というエナジードリンクを飲んでいます。
「湘南ゴールドエナジー」はご当地エナジードリンクで、神奈川県小田原の会社が幻のオレンジと呼ばれる「湘南ゴールド」を使ってつくっているんです。
数がたくさんつくれるわけではないので、希少なエナジードリンクみたいです。

このエナジードリンクを知ったきっかけは、SNSを見ていて「湘南ゴールドエナジーってなんだ?」って思って調べていくうちにこの会社の人と知り合えることになって「マラソンの前や後に飲むといい」というアドバイスをしてもらいました。
製品を作っている人もマラソンやってるんで、「マラソンやった後に飲むといいですよ」って勧められました。

もちろんエナジードリンクなので飲みすぎはしないようにマラソンの前後で1本です。走ってる人にはオススメです。

Q8.これからランニングを始める方、大会へ出場する方へ一言お願いします。

走っているときって辛いときもあるし、楽なときもありますよね。
今の時期は暑いので早く終わらせたいなって思いますが、走っている時間は楽しいし、終わった後の爽快感はたまらないです。

健康志向で走っている人も、タイムを目指して走っている人も、みんなそれは思っていると思うので、
その日の天候や自分の体調、ペースを把握して、無理はしないで、最終的には「よかったなって」その日のランを終われたら明日の練習にモチベーションが繋がると思います。

Q9.オーディションで役を勝ち取ったTBSテレビ『陸王』のエピソードを教えてください。

オーディションも何百人体制でやっていて、主役の竹内涼真君もオーディションから参加していて驚きました。

…続きは後半で!