Runzdevous Ekiden

vol5.一條智加さん – 株式会社ティ・ティ・エヌ


第5回目は飾る・盛る美しさではなく“自分らしさ”を引き出すことで人生がより豊かで楽しくなることに着目し、インナー美容ブランドのブランドマネージャー、そして、朝美人講座の講師としても活躍する一條智加さん。
マラソンやランニングの楽しさを少しでも多くの方に、そして特に40代50代の揺らぐ更年期世代の女性の方々へのエールとしてお伝えできれば!とお話しいただきました。魅力的なお話が満載です。

Q1.ランニングを始めたきっかけを教えてください。

ちょうど40歳を迎えた7年前、職場環境が変わり自宅から最寄り駅まで徒歩1分、オフィスの最寄り駅からオフィスまで徒歩3分に。体の機能的にもぐんと下降線を辿り始めた時のことです。

元々リウマチの持病を持っているので、月に1回血液検査を受けているのですが、その検査結果の中で、毎月「中性脂肪値」が赤字で表示されるようになりました。特に体重が増えているわけでもないので、最初は「気のせいかな、前夜の食事の影響かな?」と気にもとめていなかったのですが、中性脂肪値の赤字は毎月のように続きます。

リウマチ自体は一生のお付き合いなので赤字で当たり前。
これだけ毎月赤字が続くようになると、持病のリウマチ因子等の数値よりも、日に日に中性脂肪値の数値の赤字の方が気になってくるようになり、ある日一念発起、スタートしたのがウォーキングでした。30代前半に、一度ランニングにトライしたことがありますが、100メートルも走れず、足も重く、酷い苦痛でしかなかったので、私の頭の中に「走る」という選択肢はゼロ。でも仕事も忙しくなかなかジムなどに通う時間もない。必然的に毎日の生活スタイルを大きく変えずにできるエクササイズ「ウォーキング」を取り入れるようになりました。

最初は、渋谷から表参道のオフィスまでを電車に乗らずに行きも帰りも歩くことからスタート。
そして、週末は、富士山が綺麗に見える自宅近くの高台に行って帰るという2キロが定番のコースでした。

この「富士山が見える」というのは、富士山ファンの私にとっては大きなモチベーションに。富士山が綺麗に見えるのは、空気が澄んでいる朝の時間帯。朝の富士山見たさから次第に平日も出勤前に早朝のウォーキングをするようになり、いつしか、毎朝の私の日課が朝ウォーキング。それと同時に、みるみる中性脂肪値も安定した正常値となりました。

そのウォーキングがランニングへと変わったのは、3年ほど前の12月。一気に冬の厳しさが増した朝でした。
いつものように朝ウォーキングをしようと思ってのですが、とにかく「寒い」。気温は1度。この寒さから体を温めるために、ウォーキングから小走りに…。

もちろん最初は走れません。
走っては歩き、また少し走って・・・ここがランニングのスタートでした。走るのはツライ、でもすでに朝の空気の気持ちよさや富士山を見た時のワクワク感を知っていたので、ただそれだけがモチベーションとなり毎朝コツコツと地道に2キロを走って歩いて・・と続けたのが最初のスタートでした。

Q2.普段、どういった練習をしていますか?

私のランニングは、ただただ楽しくて楽しくて仕方がない!

特にタイムを競うわけでもなく、大きな大会を目指すわけでもなく。太陽の日差しと青空を感じて心地よく走る!それだけが楽しくて走っています。毎朝6時前後に走り始めて平日は約4キロ、週末は6〜7キロを走っています。

走り始めると楽しくてどんどんいろんなところへと足を伸ばしたくなってしまうので、仕事がある平日は走り過ぎないように毎回同じコースを。時間がある週末は、その日の気分次第で、平日とは違う方向へ走り出していつもとは違う変化を楽しんでいます。

途中でカフェに立ち寄ったり、文庫本を手に公園で少しのんびりしてみたり。
気づけばトータルで12キロくらい走っている時もあります。
また、いつもと違う環境を走るのも私のランニングの楽しみ。出張や旅行には必ずランニンググッズを持参。いつでもどこでもマイペースにランニングを楽しんでいます。

Q3.出場した大会のうち、印象に残っているエピソードを教えてください

2017年、今年の初夏に参加した銀座の街を走るロゲイニングランニング「ファイドアドベンチャー」というランイベント。
あらかじめ地図に印された場所を通過しつつ写真撮影をして、通過ごとのポイント数と時間を競うというもので。どのルートを走るか、どこの通過ポイントに立ち寄るかなど、すべてが自分たち次第で決まるランニングコースです。

「こうなったら思いっきり楽しまなくちゃ!」と、あえて築地場外市場を通過しつつ、もちろんお寿司をパクリと食べたり、指定された通過ポイントじゃないのに、カッコイイ暖簾の佃煮屋さんの前で写真を撮ってみたり…と大盛り上がりのランでした。

それでも、トータルで気付けば12キロほどは走っていて、普通のマラソンしか楽しんだことがない方や、ランビギナーの方にもオススメです。

Q4.印象に残っている参加賞、もしくは副賞について教えてください

長距離を目標にしてしまうと、走ることばかりが生活の中心になってしまいそうなので、私はあくまでも”ファンランナー”でありたい、と、10キロまでしか走らない!と決めているので参加賞が出るような大きな大会には参加したことがありません。

上記のロゲインイングランイベントでは、アシックスのシューズを試着して走らせていただいたり、また、イベント終了後には、ランの疲労をとるためのスペシャルフードなどが用意されたりと、とても楽しい“参加賞”的なスペシャルな時間を楽しませていただきました。

Q5.走ること・大会に参加することの魅力について教えてください

ひとりでも仲間と一緒にも楽しめる、両方の魅力があるのがランニングの良さ。

一人だとくじけそうになったり、ペースが落ちたりすることがあっても、仲間がいると頑張れます。
また、大会中にご高齢のおじいちゃまの走る姿をみて、よぉ〜し、私も楽しんで走らなきゃ!!とまた新たなエネルギーをいただけること。さらに、スタート地点から走り出す時の高揚感がたまりません。

Q6.ご自分のモチベーションのあげ方があれば教えてください。

朝ラン派なので、朝起きるのが辛かったり、寒い冬の日、なんとなく怠けたい日などは、面倒くさいからサボっちゃおうかな〜と思うことも多々あります。そんな時は30分後の走り終えた時の感覚をイメージして気分を盛り上げます。

また、ラン記録をInstagramに日々ポストしているのですが、私のポストを見て、「自分もウォーキングに行きました」「よし、今日も頑張ろう!って気合が入りました」など、フォロワーの方からメッセージをいただいたりします。
このメッセージが逆に私のエネルギーにもなっているので、青空の下のランの楽しい記録をSNSで皆さんにシェアさせていただきたい、と毎日のランニングのモチベーションになっています。

また「一週間に3回走る」という、週単位や月単位で見て走るペースを決めています。そうすると、朝起きた時に眠いなぁ〜と思っても、天気予報を見て、明日と明後日は雨予報だから今日は走っておこう!と思うようになり、コンスタントにランニングを続けることができます。

Q7.あなたにとってマラソンの魅力を教えてください。

ランニングには本当にたくさんのポジティブポイントがいっぱい詰まっています。
朝日を浴びると体内時計のスイッチが入り、リズムに合わせて体を動かすと幸せホルモン分泌されます。そして走ることでいわゆるフロー状態により脳のスイッチが切り替わるタイミングがあり、思考もリフレッシュ。

そして、コツコツと継続している努力が必ず力として目に見えるカタチになる、いわゆる小さな成功体験(達成感)にもなり、この積み重ねが大きな自信となり、生き生きと表情を輝かせてくれます。

私自身47歳目前。更年期のゆらぎの世代真っ只中です。
体を動かすことが、更年期の不調の原因の一つでもある自律神経を整える役割があるのも事実。心がモヤモヤしたり、またSNSの普及で隣の芝ばかりが青く見えたり、はたまた、悩んでも仕方がないことがずっと気にかかってしまうことも多い世代です。

そんな体や心がモヤモヤっとした時に「そうだ!走りに行こう」と外に飛び出すだけで、そんなモヤモヤはあっという間に吹き飛んでくれます。そして、何よりも、笑顔を一番に輝かせてくれる!そんな素敵な体と心のバランスを整えて、最高の笑顔を引き出してくれるもの、それが私的「ランニング」の魅力です。

Q8.最後にこれからランニングを始める方、大会へ出場する方へ一言お願いします

ランニングは、思ったその日その時にすぐ始められるというのも魅力のスポーツの一つです。
最初は誰もが歩むしんどい一歩も、まずは3日、1週間、1ヶ月、3ヶ月と続けていけば必ず目に見えるカタチとなって応えてくれます。

いま何もしていなくて60歳になった時にいきなり「走れ!」と言われても無理な話です。
そうなる前に、まずはウォーキングから、500mからでも“はじめる”ことが大切。まずは気楽に、あ、お天気がいいからあそこの公園まで行ってみよう!そんなことからスタートしてみてください。

走ることだけを目的とするのではなく、太陽を楽しむ、青空を楽しむ、春ならば色鮮やかになり始めた花々や芽吹き始めた木々を楽しむ…ぜひ、そんな視点からランニングを楽しんでいただけたらいいな、と思います。